症例紹介

矯正歯科・歯並び改善

【矯正症例】抜歯併用のマウスピース矯正で前歯のねじれ(叢生)を改善|三重県鈴鹿市歯医者

前歯のねじれやガタガタは、笑ったときの印象を大きく左右します。「マウスピース矯正で治したいけれど、強いねじれでも対応できるのか」「抜歯が必要と言われたらどうしよう」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、三重県鈴鹿市の大木歯科医院で行った「上顎2本の抜歯を併用し、マウスピース矯正で前歯のねじれを整えた症例」をもとに、抜歯が必要だった理由や、治療の順序・アタッチメントの工夫をご紹介します。

1. 概要

  • 年代・性別:20代 女性
  • 主訴・お悩み:「前歯のねじれ(歯の捻転)が気になる」
  • 初診時の口腔内状態:上顎の前歯に強いねじれが見られ、歯が正しく並ぶためのスペースが不足している状態でした。
鈴鹿市 マウスピース矯正 ねじれ

2. 診断と治療方針

診断内容

上顎前歯部の捻転(ねんてん:歯が本来の向きから回転している状態)と叢生(そうせい:歯が重なり合ってガタガタに並んでいる状態)と診断しました。ねじれが強く、歯を正しい位置に並べるためのスペースが大きく不足していました。

選択した治療法とその理由

本症例では、「上顎2本の抜歯+ゴム牽引を併用したマウスピース矯正」を選択しました。

  • 選択理由:当院では可能な限り抜歯をせずに治療できるかを検討しております。本症例ではねじれが強く、IPRなどの非抜歯の方法では十分なスペースの確保が難しいと判断しました。検査結果と患者さまのご希望を踏まえてご相談し、上顎2本の抜歯を併用したマウスピース矯正を選択しました。

ゴム牽引とは?

ゴム牽引(けんいん)とは、矯正用のゴムの力で歯を引っ張って動かす方法です。本症例では、抜歯でできたスペースへねじれた歯を移動させ、マウスピースを装着する前にねじれをあらかじめ軽減するために用いました。

3. 治療の流れ

  1. 精密検査・診断・計画立案:口腔内スキャンやレントゲン検査を行い、歯の動かし方をシミュレーションします。
  2. 上顎2本の抜歯+ゴム牽引:抜歯でできたスペースを活用し、ゴム牽引でねじれた歯を後方へ移動させ、ねじれを軽減します。
  3. マウスピース矯正・アタッチメント装着:ねじれがある程度改善した段階でマウスピース(アライナー)の装着を開始し、歯の表面にアタッチメントを取り付けて細かな位置や向きを整えていきます。
  4. 保定(リテーナーの装着):歯並びが整った後は、後戻りを防ぐための保定装置(リテーナー)を使用します。
鈴鹿市 マウスピース矯正 抜歯
左:ゴム牽引で、ねじれた歯を抜歯スペースへ移動させている様子
右:アタッチメントを装着し、マウスピース矯正で歯の向きを整えている様子

4. 治療のこだわりポイント

  • 治療順序へのこだわり(先にゴム牽引でねじれを緩和)
    ねじれが強いまま最初からマウスピースを装着すると、マウスピースが歯に密着せず浮いてしまい、計画どおりに歯が動かない「アンフィット(不適合)」が起こりやすくなります。先にゴム牽引でねじれを軽減してからマウスピースへ移行することで、マウスピースの適合を高め、治療をスムーズに進めました。
  • アタッチメントの精密設計
    アタッチメントとは、歯の表面に取り付ける歯の色に近い樹脂製の小さな突起です。マウスピースが歯をつかむ「取っ手」の役割を果たし、マウスピースだけでは難しい歯の回転(ねじれの改善)や細かな動きのコントロールを可能にします。形や位置は、歯並びや歯を動かす方向をもとに歯科医師が一人ひとり設計しています。

5. 治療結果

鈴鹿市 マウスピース矯正 ビフォーアフター
  • 見た目の変化:前歯のねじれと歯の重なりが解消され、歯並びと噛み合わせが整いました。
  • 機能面の変化:歯の重なりがなくなったことで歯ブラシが届きやすくなり、お手入れしやすいお口の環境になりました。

6. 費用・期間・リスク

費用(税込)

  • 費用
    ・マウスピース矯正:880,000円
    ・精密検査・診断料:55,000円
    ・調整料:5,500円/回
    ・抜歯:5,500円/本
    ・インプラントアンカー:55,000円
  • 治療期間・通院回数:約2年6ヶ月・約30回
  • 主なリスク・副作用
    装着初期の痛み・圧迫感・違和感/虫歯や歯周病のリスクの上昇/歯の移動に伴う歯根吸収(歯の根が短くなること)や歯肉退縮(歯ぐきが下がること)/アタッチメントの脱離/マウスピースの装着時間が不足した場合の治療期間の延長/抜歯後の痛み・腫れ/保定装置を使用しない場合の後戻り

※本治療は公的医療保険が適用されない自由診療です。治療効果や期間には個人差があります。

7. まとめ

前歯の強いねじれも、治療の順序(ゴム牽引からマウスピースへの移行)とアタッチメントの設計を組み合わせることで、マウスピース矯正で整えられる場合があります。歯が並ぶスペースが大きく不足している場合は、今回のように抜歯を併用することもあります。

三重県鈴鹿市の歯医者、大木歯科医院では、気になる部分だけでなく、噛み合わせやお口全体の将来の健康を見据えた矯正治療をご提案しています。

「前歯のねじれをマウスピース矯正で治せるか知りたい」「抜歯が必要か診断してほしい」という方は、お気軽にご相談ください。

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なお、矯正治療の適応や治療方針は、歯並びの状態、噛み合わせ、骨格、口元のバランスなどによって異なります。本記事はあくまで一例であり、すべての方に同じ方法が適応となるわけではありません。

大木歯科医院では、noteでも症例紹介や治療のポイント、歯やお口の豆知識を発信しています。この症例の解説もnoteでご覧いただけますので、ぜひあわせてご覧ください。

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Before

After

鈴鹿市 マウスピース矯正 矯正前側方
鈴鹿市 マウスピース矯正 矯正後側方
鈴鹿市 マウスピース矯正 矯正前咬合面
鈴鹿市 マウスピース矯正 矯正後咬合面
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