歯科ブログ

【IODの治療期間】外れない総入れ歯|来院回数・治療の流れ

こんにちは。三重県鈴鹿市にある歯医者、大木歯科医院です。

「IOD(インプラントオーバーデンチャー)の治療期間はどれくらいかかるの?」
「何回くらい通院が必要?」
そんな疑問をお持ちではないでしょうか。

IODは”インプラント義歯“とも呼ばれ、少数のインプラントで入れ歯を固定する治療法です。 従来の入れ歯の「外れる」「噛みにくい」といったお悩みを軽減できる治療として注目されています。

結論からお伝えすると、IODの治療期間は平均3〜6ヶ月、来院回数は合計7〜10回程度が一般的な目安です。 ただし、顎の骨の状態や治療内容によって前後します。

今回は、IODの治療期間の目安、治療の5ステップ、来院回数、期間が長引くケースまで、検討段階の方が知っておくべき情報をわかりやすく解説します。

IODの治療期間は平均3〜6ヶ月が目安

IOD(インプラントオーバーデンチャー)の治療期間は、平均3〜6ヶ月が標準的な目安です。
この期間に幅があるのは、患者さんによって治療の条件が異なるためです。治療期間に影響する主な要因は、以下の3つです。

  • 顎の骨の状態:骨の量や質が十分かどうか
  • インプラントの本数:下顎2〜4本、上顎4〜6本が一般的
  • お口全体の健康状態:虫歯や歯周病の有無

骨の量が不足している場合は骨造成(こつぞうせい)という処置が必要になることがあり、治療期間がさらに6ヶ月〜1年ほど延びるケースもあります。

インプラントの本数の目安については
「インプラントオーバーデンチャーは何本必要?本数の目安と考え方」
で詳しく解説しています。

IOD治療の流れ5ステップ

IODの治療は、以下の5つのステップで進みます。
各ステップの期間と来院回数を具体的にお伝えします。

なお、ここでご紹介する期間や来院回数はあくまで一般的な目安です。お口の状態や骨の状況、全身の健康状態などによって前後するため、実際の治療計画は診査・カウンセリングを経て個別にご提案させていただきます。

STEP1.カウンセリング

期間:当日 来院回数:1回

お口の状態を確認し、IODが適した治療かどうかを判断します。治療計画や費用の概算、リスクについてもこの段階でご説明します。

STEP2.精密検査・治療計画

期間:約2週間 来院回数:1〜2回

口腔内写真、CT撮影、レントゲン、歯型採取により、骨の量・形状、残存歯の状態を精密に検査します。また健康診断の結果より全身状態の確認や、お薬の服用の有無についても確認を行います。
検査結果をもとに、インプラントの本数・埋入位置を含めた正式な治療計画を立てます。

STEP3.インプラント埋入手術

期間:手術当日 来院回数:1回(+抜糸で1回)

顎の骨にインプラント体を埋め込む手術です。必要な本数(下顎2〜4本・上顎4〜6本が目安)は、基本的に1回の手術でまとめて埋入します。 手術時間は本数や症例によって異なりますが、1〜2時間程度が一般的です。局所麻酔下で行うため、術中の痛みはほとんど感じないとされています。

なお、術式には 1回法 と 2回法 があり、骨の状態やリスクを考慮して選択します。2回法の場合は、治癒期間後にインプラントの頭を出す「二次手術」が必要になるケースがあります。どちらの術式が適しているかは、診査の上でご説明します。

手術の詳しい内容や痛みについては
「手術が怖い方へ|インプラントオーバーデンチャーの治療の流れ・術後・痛みを徹底解説」
をご覧ください。

STEP4.治癒期間

期間:2〜4ヶ月 来院回数:2〜4回(月1回の経過観察)

インプラントと骨が結合するのを待つ期間です。この期間中は仮の入れ歯で生活できるため、見た目や食事に大きな影響はないとされています。
なお、上顎は骨がやわらかい傾向があるため、下顎より治癒期間が1〜2ヶ月ほど長くなるケースもあります。

STEP5.義歯装着・調整

期間:約1ヶ月 来院回数:2〜3回

インプラントと骨が結合したら、入れ歯を装着します。型取り、試適、噛み合わせ調整を経て完成です。

IODの来院回数は合計7〜10回が目安

IODの治療期間は数ヶ月に及びますが、実際の来院回数は合計7〜10回程度が目安です。月1〜2回のペースで通うイメージになります。お仕事をされている方でも、月1〜2回の通院であれば無理なくスケジュールを組めるケースがほとんどです。

IODの治療期間が長引く4つのケース

標準では3〜6ヶ月で完了するIODですが、以下のようなケースでは治療期間が延びる可能性があります。

1.骨造成が必要なケース

顎の骨が不足している場合、GBR(骨誘導再生法)やサイナスリフトといった骨造成処置が必要になることがあります。骨が成熟するまでの待機期間として、6ヶ月〜1年ほど追加されるケースが一般的とされています。

2.糖尿病・高血圧などの持病があるケース

全身疾患をお持ちの方は、主治医と連携しながら慎重に治療を進めるため、通常より時間がかかる傾向があります。体調に合わせて段階的に治療を進めることが多く、結果として期間が長くなる場合があります。

3.抜歯から始めるケース

残存歯の抜歯が必要な場合、抜歯後の傷が治るまで3ヶ月ほど待機期間を設けることが一般的です。その分、全体の治療期間も延びる傾向にあります。

4.上顎の治療のケース

上顎は下顎に比べて骨がやわらかいとされており、インプラントが結合するのに時間がかかる傾向があります。そのため、治癒期間が下顎より1〜2ヶ月ほど長くなるケースもあります。

治療期間が延びる要因は、事前のカウンセリングで把握できることが多いです。
失敗を防ぐためのポイントは
「IODのデメリットと失敗リスク|インプラント義歯で後悔しないために」
の記事でも解説していますので、あわせてご覧ください。

IODの治療期間はまずカウンセリングで確認を

IODの治療期間は平均3〜6ヶ月が目安で、通院回数は7〜10回程度とそれほど多くありません。
「期間は長い」と感じるかもしれませんが、実際には月1〜2回のペースで通う形になるため、生活への負担は思ったより少ないのが特徴です。

ただし、骨の状態や全身の健康状態によって期間は前後するため、まずはカウンセリングで自分のケースを正確に把握することが大切です。

IOD治療について全体像を知りたい方は
「インプラントオーバーデンチャー(IOD)とは?外れない入れ歯の仕組みとメリットを解説」
費用面が気になる方は
「インプラントオーバーデンチャーの費用は?相場・内訳をわかりやすく解説」
の記事もあわせてご覧ください。

三重県鈴鹿市の大木歯科医院では、IODに関するご相談を承っております。
入れ歯でお悩みの方、IODをご検討中の方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。患者さん一人ひとりのお口の状態を丁寧に診査し、最適な治療計画をご提案いたします。

医療法人大木会 理事長「笠井 啓次」

鈴鹿市の歯医者「大木歯科医院」 医療法人大木会 理事長笠井 啓次

略歴

  • 国立徳島大学歯学部卒業
  • American Academy of Implant Dentistry
  • Associate Fellow
  • Astra tech implant インストラクター
  • Osstem implant インストラクター
  • 歯科医師臨床研修指導歯科医

資格・所属学会

  • アメリカインプラント学会(AAID)
  • 日本口腔インプラント学会
  • 日本審美歯科学会
  • 日本臨床歯周病学会
  • 日本小児歯科学会
  • 東京SJCD会員

一人ひとりの多様なニーズにお応えします

当院は難しい症例を含む多くの症例を経験しており、患者様の理想通りの治療をご提供できるよう、チーム一丸となって取り組んでいます。

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