「噛むだけアンチエイジング」!ほうれい線・口臭・肥満予防にもつながる簡単習慣とは?

こんにちは!三重県鈴鹿市にある大木歯科医院の管理栄養士、脇です。
前回のブログでは、お口のアンチエイジングの第一歩として「噛む習慣」がいかに大切かをお伝えしました。
やわらかい食事ばかりになって噛む回数が減ることで、唾液の分泌が減ってむし歯リスクが増えたり、味覚が鈍くなったり、さらには全身の健康にも影響が及ぶ…といったさまざまなデメリットについて詳しくお話ししましたね。
今回はその続編として、「噛むことがアンチエイジングの第一歩!その2」をお届けします!
もっと具体的に、どんな効果が期待できるのか、そして今日からできる“噛む習慣”のコツをご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください!
よく噛むことで得られるメリットとは?
唾液がたくさん出てお口すっきり!
噛むことでお口の周りの筋肉が動き、唾液腺が刺激されます。
分泌された唾液には
- 虫歯や歯周病を予防する
- 口臭を抑える
- 口の中を清潔に保つ
といった 天然の「お口の洗浄液」のような働きがあります。
唾液がしっかり出ることで、お口のトラブルを予防できるんです。
お顔のたるみ・ほうれい線の予防に
噛むことで顎の筋肉や頬の筋肉がしっかり使われます。
筋肉が鍛えられると、 フェイスラインが引き締まりやすくなり、たるみやほうれい線の予防にもつながります。
「最近、口角が下がってきたかも?」と感じる方は、噛む回数を見直してみるといいかもしれません。
脳を刺激して集中力&記憶力UP
「噛むこと」は、脳に直接刺激を与える行動です。
脳の血流が良くなることで、集中力や記憶力の向上も期待されています。
特に高齢の方では、噛む力が落ちると認知機能にも影響が出ることがあるため、よく噛む習慣は 脳のアンチエイジングにも効果的です。
満腹感が得られやすく、体重管理にも◎
ゆっくりよく噛むことで「満腹中枢」が刺激され、自然と食べる量が抑えられます。
その結果、食べ過ぎを防ぎやすくなり、肥満予防や生活習慣病のリスクも下げられます。
今日からできる!噛む習慣のポイント
ここからは、毎日の食事の中で「噛む」を意識するためのポイントをご紹介します!
一口30回を目安に噛んでみよう
まずは 「一口で30回噛む」 を目指しましょう。
最初は意識しないと難しいかもしれませんが、慣れてくると自然と回数が増えていきます。
- 左右の歯を均等に使う
- 飲み物で流し込まない
- ながら食べ(スマホ・テレビなど)は控える
この3つも噛む回数を増やすコツです!
噛みごたえのある食材を選ぼう
普段の食事に、自然とよく噛む食材を取り入れてみましょう。
おすすめは:
- 根菜類(ごぼう、にんじん、れんこん など)
- 海藻(ひじき、わかめ など)
- 豆類(大豆、枝豆 など)
- 雑穀や玄米ごはん
食材の「歯ごたえ」を活かすことで、無理なく噛む回数がアップします。
調理にちょっとした工夫を
食材を 少し大きめに切る、やや硬めに火を通す など、調理の工夫も「噛む」を促すポイントです。
たとえば:
- ハンバーグではなくステーキや焼き魚にする
- お野菜はスープではなく炒め物にする
など、あえて噛まないと食べられない工夫が役立ちます。
姿勢も大事!
正しい姿勢で食事をすることで、しっかり噛めるようになります。
- 椅子に深く腰かける
- 足裏を床につける
- 顎が前に出すぎないように意識する
このようにすることで 噛む筋肉が安定して使いやすくなり、顎や口まわりの筋トレにもなります!
噛むことは、今日からできるアンチエイジング習慣!
噛むことは、特別な道具も、特別な時間も必要ありません。
毎日の食事の中でちょっと意識するだけで、お口の健康、見た目の若々しさ、そして全身の健康までサポートしてくれます!
「なんとなく食べていた」毎日の食事を、「よく噛んで味わう食事」に変えてみませんか?