歯科ブログ

インプラントのセラミックとは?メリット・種類・費用を解説

こんにちは。三重県鈴鹿市にある歯医者、大木歯科医院です。

インプラントの見える部分(上部構造)にセラミックを選ぶと、天然歯に近い自然な見た目に仕上がり、時間が経っても変色しにくく、金属を使わないため金属アレルギーの心配が少ないという利点があります。前歯の差し歯の色が気になる方や、見た目にこだわりたい方に選ばれることの多い素材です。

今回は、インプラントの上部構造としてセラミックを使うメリットを、見た目・強度・費用の3つの観点から整理し、素材ごとの違いや向いている方についてもわかりやすくご説明します。

インプラントの上部構造とセラミックとは

インプラントは、顎の骨に埋め込むインプラント体(骨に埋め込む部分)、その上に取り付けるアバットメント(連結部分)、そして実際に見えて噛む役割を担う上部構造(人工歯)の3つの部品で構成されています。このうち、いちばん外側にくる上部構造の素材の一つがセラミックです。

セラミックは陶材(焼き物と同じ素材)を主成分とする人工歯で、保険診療で使われる金属(銀歯)やレジン(歯科用プラスチック)とは、見た目にも性質にも大きな違いがあります。

セラミックを使う主なメリット

上部構造にセラミックを選ぶ場合、主に次の5つのメリットがあります。

1.天然歯に近い自然な見た目

セラミックは光の透け方(透明感)が天然歯によく似ており、色や質感を一本ずつ細かく調整できます。

とくに前歯では、周囲の歯や歯ぐきのラインと調和させやすく、人工歯だと気づかれにくい自然な仕上がりを目指せます。金属を土台に使う被せ物のように、光を通さず不自然に見えることも起こりにくくなります。

2.時間が経っても変色しにくい

レジン(歯科用プラスチック)は水分を吸収しやすく、経年で黄ばみや変色が起こりやすい素材です。

一方でセラミックは吸水性が低く、長期間にわたって色が安定します。この緻密な性質により、コーヒーや赤ワインなどによる着色も比較的つきにくく、白さを保ちやすいという特長があります。

3.金属アレルギーの心配がない

オールセラミックやジルコニアは金属を含まないため、金属アレルギーが心配な方の選択肢になります。

また、金属を使った被せ物では、時間の経過とともに金属イオンが溶け出して歯ぐきが黒ずむ「メタルタトゥー」が起こることがありますが、金属を使わないセラミックではこうした変色が生じません。

4.汚れ(プラーク)が付きにくく清潔を保ちやすい

セラミックは表面が緻密でなめらかなため、プラーク(歯垢)や着色汚れが付着しにくいという特性があります。

清潔を保ちやすいことは、インプラントの周りの歯ぐきや骨に起こる炎症性疾患であるインプラント周囲炎の予防を考えるうえでも大切なポイントです。上部構造を長く良い状態で使い続けるためにも、清掃性の高さは重要な要素になります。

5.強度の高い素材を選べる

セラミックの中でもジルコニアは非常に高い強度を持ち、奥歯のように強い咬合力(噛む力)がかかる部位にも安心して用いることができます。

見た目の美しさを最優先したい前歯にはオールセラミック、強度を優先したい奥歯にはジルコニアというように、部位や噛み合わせに応じて素材を使い分けられるのも、セラミックならではの利点です。

セラミックの種類と費用の目安

上部構造に使われる主な素材と、その特徴・費用の目安を整理すると次のとおりです。
費用は自由診療のため医院によって幅があり、以下は一般的な目安としてご覧ください。
※インプラント体を埋入する手術の費用は別途かかります。

当院の料金表はこちら

セラミックが向いている方

次のような方には、上部構造としてセラミックが適しています。

  • 前歯など、見た目が気になる部位を治療する方
  • 差し歯や被せ物の変色・黒ずみが気になっている方
  • 金属アレルギーが心配な方
  • できるだけ清潔を保ち、長く良い状態を維持したい方

一方で、費用は保険の被せ物より高くなります。また、噛み合わせや歯ぎしりの有無によって適した素材が変わるため、どの素材がご自身に合うかは、CT検査やお口の状態の診査をふまえて、カウンセリングで一緒に検討していくことをおすすめします。

よくある質問

Q. セラミックは割れることはありますか?

セラミックは硬く丈夫な素材ですが、強い衝撃が加わったり、歯ぎしりや食いしばりで過度な力がかかり続けたりすると、欠けたり割れたりすることがあります。歯ぎしりがある方には、就寝時にナイトガード(就寝時のマウスピース)を装着して歯とセラミックを保護する方法をご提案しています。

Q. 金属アレルギーでも使えますか?

オールセラミックやジルコニアは金属を一切含まないため、金属アレルギーが心配な方にも適した選択肢です。ご自身のアレルギーの状況については、治療前のカウンセリングで事前にお知らせください。

まとめ

インプラントの上部構造にセラミックを選ぶと、天然歯に近い自然な見た目、変色のしにくさ、金属を使わない安心感、清潔の保ちやすさといったメリットが得られます。見た目を重視するならオールセラミック、強度を重視するならジルコニアというように、治療する部位や噛み合わせによって適した素材は変わります。費用や見た目のご希望もふまえて、ご自身に合った素材を選んでいくことが大切です。

当院のインプラント治療の内容や設備、治療の流れについては、インプラント専門サイトで詳しくご紹介しています。

大木歯科医院では、CT検査やカウンセリングをもとに、患者さまお一人おひとりに合わせた治療のご提案と、丁寧でわかりやすいご説明を心がけております。「セラミックについて相談したい」「費用について詳しく聞きたい」など、どのようなご相談でも承っております。

ご予約・お問い合わせは、お電話またはWEB予約フォームより承っております。まずはお気軽にご相談ください。

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インプラントに関するその他のトピックについては、「インプラントのまとめ」より各記事をご覧いただけます

医療法人大木会 理事長「笠井 啓次」

鈴鹿市の歯医者「大木歯科医院」 医療法人大木会 理事長笠井 啓次

略歴

  • 国立徳島大学歯学部卒業
  • American Academy of Implant Dentistry
  • Associate Fellow
  • Astra tech implant インストラクター
  • Osstem implant インストラクター
  • 歯科医師臨床研修指導歯科医

資格・所属学会

  • アメリカインプラント学会(AAID)
  • 日本口腔インプラント学会
  • 日本審美歯科学会
  • 日本臨床歯周病学会
  • 日本小児歯科学会
  • 東京SJCD会員

一人ひとりの多様なニーズにお応えします

当院は難しい症例を含む多くの症例を経験しており、患者様の理想通りの治療をご提供できるよう、チーム一丸となって取り組んでいます。

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