管理栄養士ブログ

骨粗鬆症の方は歯科受診がとっても大事です!

こんにちは!三重県鈴鹿市にある大木歯科医院の管理栄養士、櫻井です。

今回は、骨粗鬆症をテーマにおはなしさせていただきます。

歯科治療で注意したい全身疾患の1つが骨粗鬆症

歯科治療で注意したい全身疾患の1つが骨粗鬆症です。治療薬の影響で「顎骨壊死」というトラブルがまれにおこります。
顎骨壊死を防ぐためにも、お口の状態を健康に保つことの重要性がわかってきました。

骨粗鬆症とは

「骨粗鬆症」とは骨の密度が低下し、骨折しやすい状態を指します。加齢に伴って、誰にでも起きるもので、特に閉経後の女性に多いです。骨粗鬆症を予防するためには、栄養や運動などが大切ですが、治療薬で骨折を防ぐことも重要です。

骨粗鬆症と歯科の関係性

骨粗鬆症の薬のうち、ビスホスホネート製剤とデノスマブ製剤を使用されている患者様では、ごくまれに「薬剤関連顎骨壊死」という病気を引き起こすことがあり、歯科治療では慎重な対応がとられています。
顎骨壊死を発症すると、痛みや歯茎の腫れが生じるほか、顎の骨が歯茎から露出したり、顔の皮膚から膿が出てきたりすることがあります。
骨粗鬆症の治療をしながら顎骨壊死を防ぐこと、そのためには歯医者を受診することが大切です。
口の中が清潔でないと、虫歯や歯周病が進行して細菌感染が骨にまで及び、薬の影響もあって顎骨壊死が発症すると考えられています。

予防には歯科治療とお口のケア

歯科治療でお口の環境を良好な状態に

虫歯、歯周病、歯の根の先の病変などの治療をきちんと受け、感染源をできる限り減らしましょう。
合っていない入れ歯も注意です。歯茎に傷ができ、そこから顎の骨へと感染する可能性もあります。

毎日のケアでお口の良好な環境を維持する

虫歯も歯周病の予防も、ホームケア(ご自身によるケア)が大切です!
歯医者でみなさんそれぞれにあったケア方法をお伝えします。専門家の指導を受けながら毎日のケアで予防していきましょう。

定期メンテナンスで専門家の力を借りる

きれいにしているつもりでも、汚れを除去できていないこともあります。専門家の力を借りましょう。
特に歯周病予防では定期的なプロフェッショナルケアで歯茎の中のプラークや歯石除去をすることが重要です。
歯科治療でお口の環境を良好に整え、それを維持するためのご自身のケアと定期検診を受けることがとても重要です。

お口の中で何か気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。スタッフ一同、ご来院をお待ちしております。

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