入れ歯の見た目が気になる！目立たないようにするには？

三重県鈴鹿市　大木歯科医院

歯科医師 院長　笠井啓次

保険治療で入れ歯を作ってもらったのけれども、金属部分が目立つといった悩みを持つ方は少なくありません。目立たないようにするにはどうしたら良いか解説します。

保険治療でも目立たないように修理することは可能

一部の症例では保険治療でも目立たないように修理することはできますが、一部の歯科医院に限るでしょう。これはほとんどの歯科医院が入れ歯などの補綴装置は歯科技工所に外注をしており、歯科技工士が直接お口の状態を見ることはできないためです。また、保険治療では限界があり、前歯の金属部分を目立たないようにするには自費診療の入れ歯で新しく作り直しが必要です。

入れ歯の歯並びや色に違和感を覚える場合

このような場合は直すことができます。また色も変更することも可能です。例えば、前歯の膨らみがなく、のっぺりした歯並びは数千円程度で変えることが可能です。ただ、噛む機能に影響が出ることがあるため、診断は慎重に行うことがあります。

入れ歯を入れるとシワができる

入れ歯を長い間使用し、奥歯のすり減りや噛み合わせが低くなると、入れ歯を入れたときにシワができることがあります。このような場合はすり減った部分を盛り上げることで改善することができます。

入れ歯を入れると鼻の下が膨らむ

前歯の部分が出過ぎていること鼻の下が膨らみ、違和感を覚える方もいるでしょう。このような場合気になる部分を削ることで改善できます。ただ薄くしすぎてしまうと今度は鼻の下が凹み、シワができることもあるため、2～3回に分けて調整することもあります。

入れ歯を入れると唇に歯が当たってしまう

入れ歯の歯並びが出っ歯である可能性があります。このような形の修正も保険治療で、入れ歯の歯並びを並べ変えたり、入れ歯を削って薄くしたりすることで改善することができます。

まとめ

入れ歯の見た目が気になる場合は、基本的に修理で改善することが多く、保険治療で行うことができます。ただ金属などが目立つ場合は、自費治療の入れ歯を勧めることもあります。入れ歯の見た目についてお悩みであればまずは歯科医師に相談することをおすすめします。

三重県鈴鹿市　大木歯科医院

歯科医師 院長　笠井啓次