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入れ歯で口内炎ができてしまった!|治らないときの対処法を紹介

三重県鈴鹿市 大木歯科医院

歯科医師 院長 笠井啓次

 

合わない入れ歯を使用しているとお口の中の粘膜に傷が付き、口内炎ができることがあります。できてしまった口内炎を舌や指で触ってしまうと治るまで時間がかかることも。今回は口内炎を早く治すための対処法を紹介します。

口内炎ができる原因

まずは口内炎ができる原因について紹介します。口内炎は以下のような3つの原因でできることが多いです。

お口の中の粘膜に傷が付く
免疫力が低下している
生活習慣の乱れ

それぞれ詳しく解説します。

お口の中の粘膜に傷が付く

粘膜に傷が付き、細菌が侵入すると口内炎になることがあります。またとお口の中に合わない入れ歯を使用していると粘膜が傷つきやすい状態になるため、口内炎ができやすい環境になります。このような場合、歯科医院で入れ歯の調整を行うことで改善することが多いです。

免疫力が低下している

免疫力が低下して口内炎が起きるのはウイルス性の口内炎であることが多いです。これはヘルペスウイルスと呼ばれているウイルスに感染し、免疫力が低下すると発症します。ただよく休み、抗ウイルス薬の投与で症状が改善しますが、体力の低下でも口内炎ができやすい傾向にあります。

生活習慣の乱れ

偏った栄養や睡眠不足などで栄養不足や免疫力の低下が起こると発症しやすくなります。とくに皮膚や粘膜の修復を促すビタミンB類が不足すると口内炎ができやすいです。規則正しい生活をすることで改善することができます。

入れ歯が原因で、できてしまった口内炎を改善するには

入れ歯が原因で口内炎ができた場合、以下のような処置をすることが多いです。

入れ歯の調整
薬の塗布
レーザー治療

入れ歯が原因で口内炎ができた場合、ほとんどの原因は入れ歯が尖っていたり、合っていないことです。そのため入れ歯の調整をすることで改善するでしょう。またできてしまった口内炎に対しては薬の塗布で保護したり、レーザー治療で焼き切ることで早く治したりすることもあります。ただこれらの処置を行っても改善しない、大きくなっている、複数ある場合は口内炎ではない可能性があります。いずれにせよ入れ歯で口内炎ができた場合、早めに歯科医院に受診することが大切です。

まとめ

今回は入れ歯が原因でできてしまった口内炎の対処法について紹介しました。合わない入れ歯で口内炎ができることが多いですが、免疫力の低下や生活習慣の乱れなども関係します。口内炎ができてお悩みの方はまずは歯科医師に相談するのも良いでしょう。

 

三重県鈴鹿市 大木歯科医院

歯科医師 院長 笠井啓次

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