入れ歯が痛いと感じる方へ|原因・対処法・そして次の選択肢まで解説
こんにちは。三重県鈴鹿市にある歯医者 大木歯科医院 です。
「何度調整しても入れ歯が痛い」
「噛むと歯ぐきに強く当たる」
「作り直しても違和感がある」
入れ歯をお使いの方にとても多いご相談です。
このようなケースでは、単なる“調整不足”ではなく、原因の診断そのものが不十分である可能性があります。入れ歯治療において最も重要なのは、削ることでも作り直すことでもなく、痛みの本当の原因を正確に見極めることです。入れ歯は、歯を失ったあとの機能回復において大切な治療法です。入れ歯の痛みは「我慢するもの」ではありません。
本記事では、「入れ歯が痛い」と感じる原因から対処法、再発予防、そして将来的な治療の選択肢まで詳しく解説します。
入れ歯が痛い主な原因
1.入れ歯が合っていない(適合不良)
最も多い原因が入れ歯のズレや不適合です。
歯を失うと、顎の骨(歯槽骨)は時間とともに吸収していきます。
すると、作製当初は合っていた入れ歯も徐々に合わなくなります。
その結果、一部の歯ぐきに強く当たったり、入れ歯が動いて擦れたりすることで口内炎ができることがあります。また、噛んだ瞬間にズキッとした痛みが出るケースも少なくありません。特に「最近急に痛くなった」という場合は、骨の変化が原因の可能性が高いです。
2.噛み合わせのバランスが崩れている
入れ歯はわずかな高さの違いでも痛みにつながるため、治療において、噛み合わせ(咬合)の設計は極めて重要です。
噛み合わせが合っていないと、特定の部分に負担が集中し、歯ぐきが傷ついてしまいます。
また、部分入れ歯の場合は、残っている歯に過度な力がかかることもあります。
入れ歯の痛みを繰り返す場合では、咬合設計の再評価が必要になることがあります。
3.入れ歯の劣化や変形
入れ歯の平均使用年数は約5年前後といわれています。
長年使用していると、プラスチック(レジン)の部分に目に見えないひび割れが生じたり、材料がわずかに変形したり、金属バネがゆるんだりすることがあります。
こうした変化が積み重なることで、入れ歯の安定性が低下し、痛みの原因になることがあります。「何年も同じ入れ歯を使っている」という方は要注意です。
4.歯ぐきの炎症(義歯性口内炎)
入れ歯の清掃不足や長時間装着により、歯ぐきが炎症を起こすことがあります。
症状としては、歯ぐきが赤く腫れたり、ヒリヒリとした痛みを感じたり、白い膜のようなものが付着することがあります。
このような状態では、単なる調整だけでなく、口腔内環境の改善も必要になります。
入れ歯が痛いときにやってはいけないこと
痛みを感じたとき、自己判断での対応は危険です。
× 市販の接着剤を大量に使う
× 自分で削る
× 無理に噛み続ける
× 痛み止めで我慢する
これらは一時的に楽になっても、状態を悪化させることがあります。
入れ歯が痛いときの正しい対処法
1.早めに歯科医院で調整を受ける
多くの場合、歯科医院で入れ歯の適合状態を丁寧にチェックし、噛み合わせを確認しながら必要な調整を行うことで痛みは改善します。
また、歯ぐきの粘膜の状態も診査し、必要に応じて裏打ち(リライン)を行うことで、より安定した装着感を得ることができます。早期に受診することが、結果的に治療期間を短くすることにつながります。
2.定期的なメンテナンス
入れ歯は作って終わりの治療ではありません。半年から1年に1回程度の定期チェックを受けることで、痛みの予防や入れ歯の寿命の延長、さらには残っている歯の保護にもつながります。
それでも「入れ歯が痛い」を繰り返す場合
何度調整しても痛みが出る場合、入れ歯という構造そのものが原因の可能性もあります。
入れ歯は歯ぐきの上に乗せて支える構造のため、噛んだときに沈み込んだり、わずかに動いたり、擦れたりするという物理的な限界があります。特に総入れ歯の方や、下あごの入れ歯が安定しない方、骨が大きく痩せている方は痛みが出やすい傾向にあります。
入れ歯の痛みを我慢するとどうなる?
入れ歯の痛みを放置すると、歯ぐきに潰瘍ができたり、顎の骨がさらに吸収してしまったりする可能性があります。また、十分に噛めない状態が続くことで栄養状態が低下し、表情筋の衰えにつながることもあります。
「少し痛いだけだから」と我慢せず、早めの対応が大切です。
入れ歯が合わない方へ|インプラントという選択肢
入れ歯の痛みを繰り返す方に対して、当院では別の選択肢もご提案しています。
それが、インプラントです。
インプラントは顎の骨に人工歯根を固定する治療法のため、入れ歯のように動くことがほとんどなく、擦れによる痛みも出にくいのが特徴です。また、自分の歯に近い感覚でしっかり噛めるというメリットがあります。
総入れ歯の方にも適応できる場合があります
総入れ歯が合わない方には、インプラントを活用した治療方法もあります。
特に総入れ歯の症例では、少数本のインプラントで義歯を固定する方法により、安定性を大きく改善できるケースがあります。
例えば「ボーンアンカードブリッジ」はインプラントに固定式の歯を装着する方法で、しっかり噛める安定した噛み心地が特徴です。
また「IOD(インプラントオーバーデンチャー)」は、インプラントで入れ歯を固定する方法で、外れにくく安定した入れ歯に改善することができます。
お口の状態や生活スタイルに合わせて、最適な治療法を選ぶことが大切です。

当院の強みはインプラント治療です
大木歯科医院では、入れ歯治療を大切にしながらも、インプラント治療を大きな強みとしています。
大木歯科医院のインプラント治療の特徴
✔ 4,000症例以上/15年以上の臨床経験
✔ AAID認定取得
✔ CT完備による精密診断
✔ 矯正治療との併用可能
✔ 丁寧なカウンセリング
✔ 万全のアフターケア
✔ 10年保証制度
「入れ歯が痛い」とご相談に来られた患者さまが、
検査の結果インプラントへ移行し、快適な生活を取り戻されたケースも多数あります。
もちろん、無理に治療を勧めることはありません。
現在の入れ歯の調整で改善するのか、治療法を見直すべきかを丁寧に診断いたします。
まとめ|入れ歯の痛みは、我慢するものではありません
入れ歯が痛い原因は、
- 適合不良
- 噛み合わせの問題
- 骨の吸収
- 入れ歯の限界
などさまざまです。
入れ歯の痛みは、単なる不具合ではありません。
そこには必ず原因があります。
まずは適切な診断と調整が重要です。
それでも繰り返す場合は、インプラントという選択肢も視野に入れることで、より快適な生活を目指せます。
「入れ歯が痛い」とお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなたにとって最適な治療法を、一緒に考えていきましょう。
略歴
- 国立徳島大学歯学部卒業
- American Academy of Implant Dentistry
- Associate Fellow
- Astra tech implant インストラクター
- Osstem implant インストラクター
- 歯科医師臨床研修指導歯科医
資格・所属学会
- アメリカインプラント学会(AAID)
- 日本口腔インプラント学会
- 日本審美歯科学会
- 日本臨床歯周病学会
- 日本小児歯科学会
- 東京SJCD会員
一人ひとりの多様なニーズにお応えします
当院は難しい症例を含む多くの症例を経験しており、患者様の理想通りの治療をご提供できるよう、チーム一丸となって取り組んでいます。