歯科ブログ

矯正治療する歯科医院はどこがいい?|矯正歯科の選び方-前編-

三重県鈴鹿市 大木歯科医院

歯科医師 院長 笠井啓次

矯正治療は2〜3年と長い期間と高額な費用が必要とする治療です。そのため失敗は避けたいものです。

 

矯正治療は転院が難しく、安心できる歯科医院に通院したいと考える方も多いはず。そこで矯正歯科の選び方を、前半と後半に分けて解説します。

受診する歯科医院はネットで選ぶ時代になっている

矯正治療を受診するまでの流れは、かかりつけの歯科医院から矯正の専門医や大学病院への紹介を受けるのが一般的です。

 

近年ではインターネットの普及により、いろいろな情報が簡単に手に入るような時代になりました。そのため矯正歯科を自分で選んで受診する流れに変わっています。

 

それもそのはず、かかりつけの歯科医院から紹介されても、信頼関係がなければ、高額で長期間の治療を任せることは安易にできません。

 

矯正治療は自由診療のため、歯科医院によって料金が異なり、歯科医師によって考え方にも違いがあります。そのような情報はインターネットですぐに知ることができ、受診する歯科医院は自分で選択する時代になっています。

矯正歯科医院の選び方のポイント

ネットで矯正歯科の情報を検索すると、情報量が多いので迷われてしまう方も多いでしょう。矯正歯科医院の選び方の5つのポイントを紹介します。

具体的な説明をする歯科医院を選ぶ

カウンセリングや治療説明の際、具体的な説明をする歯科医院を選びます。

 

例えば、費用の提示を具体的に説明をするなどです。

 

矯正の費用は診査診断料、調整料、保定装置料と分けられていることが多いです。なかでも調整料は通院の際、毎回かかる費用です。

 

歯科医院によって3,000〜8,000円と幅広く設定されています。説明が不十分で毎月の調整料が払えないなど、トラブルを回避するためにも具体的な説明をする歯科医院を選びましょう。

矯正専門医を選ぶ

歯科医であれば誰でも矯正治療を行うことができますが、矯正治療は専門性が非常に高い治療です。一つの目安として矯正専門医がいる歯科医院を選ぶのもポイントです。

 

矯正専門医は「矯正専従医として経験が5年以上あり、100症例以上の矯正治療の経験をもつ歯科医師」が対象とされています。そこから審査が行われ、矯正専門医の資格を得られるため、一定基準の経験や技術を持っています。

デメリットの説明をする歯科医院を選ぶ

どの矯正治療にも必ず、メリットとデメリットがあります。両者をしっかり説明する歯科医院を選びましょう。

 

なかにはメリットだけ説明する歯科医院もありますが、トラブルの元となりますので、避けた方が賢明です。

 

デメリットをしっかり説明する歯科医院で矯正治療を受けることは、デメリットを最小限にするためのサポートを受けやすくなります。

安さで決めない

矯正は高額な治療です。そのため少しでも安く済ませようとする方も多いでしょう。しかし安さだけで受診する歯科医院を決めると、後悔する可能性があります。

 

例えば宣伝では安く謳っていても、別途で費用がかかり結局は高額な治療になってしまうことがあります。企業努力で安く提供しているケースもあるので、しっかりと見極めることが重要です。

 

セカンドオピニオンを受ける

納得いく矯正治療を受けるためには、セカンドオピニオンを受けることをおすすめします。

 

歯科医院によって歯を抜いて矯正するか、抜かないかといった治療計画が異なります。また費用や期間も歯科医院によって変わります。矯正治療は長い時間を必要とするので、歯科医師との信頼関係が非常に大切です。信頼できる歯科医院で治療を受けるといいでしょう。

まとめ

ネットで調べてから受診する矯正歯科を決める時代となりました。矯正治療は高額な治療のため、失敗したくないことから慎重に選ぶ方も増えています。

 

矯正治療は数年間、同じ歯科医院に通院して治療を行います。そのためしっかりと説明を行い、信頼できそうな歯科医院に通院することをおすすめします。

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