花粉症で歯が痛い?奥歯が痛む原因は副鼻腔炎かも|虫歯との見分け方と対処法
こんにちは。三重県鈴鹿市にある歯医者 大木歯科医院 です。
春になると花粉症の症状に悩まされる方が増えてきます。
鼻水や鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみといった症状がよく知られていますが、
「花粉症の時期になると歯が痛い」と感じたことはありませんか?
「虫歯かもしれない」と思って歯医者を受診したところ、
実は花粉症による副鼻腔炎が原因だったというケースも少なくありません。
副鼻腔の中でも 上顎洞(じょうがくどう) は上の奥歯のすぐ上にあるため、炎症が起こると歯の痛みとして感じることがあります。
この記事では歯科の視点から
- 花粉症で歯が痛くなる理由
- 虫歯との見分け方
- 歯が痛いときの対処法
について、わかりやすく解説します。
花粉症で歯が痛くなる原因は副鼻腔炎のことが多い
結論から言うと、花粉症が原因で歯が痛くなることはあります。
特に次のような症状がある場合は、副鼻腔炎(ふくびくうえん) が原因の可能性があります。
- 上の奥歯が痛い
- 歯が浮く感じがする
- 頭を下げると歯が痛む
- 鼻づまりが続いている
これは、鼻の奥にある副鼻腔と歯の位置関係が関係しています。
副鼻腔炎とは?
副鼻腔炎とは、鼻の周囲にある空洞(副鼻腔)に炎症が起こる病気です。
副鼻腔にはいくつか種類がありますが、その中でも上顎洞(じょうがくどう)という部分は上の奥歯のすぐ上に位置しています。
そのため副鼻腔に炎症が起きると、歯に異常がなくても歯が痛いように感じることがあります。
花粉症で歯が痛くなる3つの原因
花粉症の時期に歯が痛くなる原因は主に次の3つです。
- 副鼻腔炎
- 上顎洞の圧迫
- 鼻詰まりによる口呼吸
それぞれ解説します。
原因1 副鼻腔炎による歯の痛み
花粉症で鼻の粘膜に炎症が起こると、副鼻腔にも炎症が広がることがあります。
その結果、副鼻腔炎(蓄膿症)になることがあります。
副鼻腔炎になると、次のような歯の症状が出ることがあります。
副鼻腔炎による歯の症状
- 上の奥歯が痛い
- 歯が浮く感じがする
- 噛むと違和感がある
- 頭を下げると歯が痛む
この場合、歯科医院でレントゲンを撮っても歯には異常が見つからないケースも多いです。
原因2 上顎洞の圧迫
花粉症によって鼻づまりが続くと、副鼻腔の内部に炎症や圧力が生じます。
上顎洞は奥歯のすぐ上にあるため、内部の圧力が歯の神経に伝わり、歯の痛みとして感じることがあります。
特に次のような症状がある場合は、副鼻腔の影響の可能性があります。
- 上の奥歯だけ痛む
- 頭を下げると痛みが強くなる
- 鼻づまりが続いている
原因3 鼻詰まりによる口呼吸
花粉症で鼻づまりが続くと、鼻で呼吸がしにくくなり、自然と口呼吸になりやすくなります。
口呼吸が続くと口の中が乾燥しやすくなり、唾液の量も減ってしまいます。
しかし、唾液には次のような重要な働きがあります。
- 虫歯を防ぐ
- 細菌を抑える
- 口の中を清潔に保つ
そのため口呼吸が続くと
- 虫歯
- 歯周病
- 歯ぐきの炎症• 虫歯
などのトラブルが起こりやすくなります。
花粉症の鼻詰まりと歯科の関係については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
👉「花粉症で鼻詰まり・鼻水が続く方へ|口呼吸と歯の痛みを解説」
花粉症による歯の痛み?虫歯?見分けるポイント
歯の痛みがあると「虫歯では?」と心配になる方も多いと思います。
次のような症状がある場合は、副鼻腔の影響の可能性があります。
花粉症による歯の痛みの特徴
✔ 上の奥歯が痛い
✔ 風邪や花粉症の症状がある
✔ 頭を下げると歯が痛む
✔ 鼻詰まりが続いている
一方で、虫歯はこのような特徴があります。
虫歯による痛みの特徴
✔ 冷たいものがしみる
✔ 甘いものがしみる
✔ 噛むと痛い
ただし自己判断は難しいため、歯科医院での診察をおすすめします。
花粉症で歯が痛いときの対処法
花粉症が原因で歯が痛い場合、次のような対処法があります。
鼻の症状を改善する
副鼻腔の炎症が原因の場合、鼻の症状を改善することで歯の痛みが軽減することがあります。
- 花粉症の薬を服用する
- 鼻うがいを行う
- 室内の花粉対策をする
歯医者に行くべき歯の痛み
次のような症状がある場合は、早めに歯科医院を受診しましょう。
- 痛みが数日以上続く
- 噛むと強い痛みがある
- 歯ぐきが腫れている
- 冷たい物や甘い物で痛む
花粉症による歯の痛みだと思っていても、実際には虫歯や歯周病など、お口の中のトラブルが原因になっている場合もあります。
大木歯科医院では、レントゲン検査などを通して、歯に原因があるのか、上顎洞炎など副鼻腔の影響が考えられるのかを確認することができます。
ただし、当院は歯科医院のため、副鼻腔炎そのものの確定診断は行っておりません。
検査の結果、歯以外の原因が疑われる場合には、必要に応じて耳鼻科の受診をご検討ください。

花粉症の時期に気をつけたい口腔ケア
花粉症の時期は口の環境が悪くなりやすいため、普段以上のケアが大切です。
① 水分をこまめにとる
口の乾燥を防ぐことで、唾液の働きを保つことができます。
② 毎日の歯みがき
次のケアを組み合わせるのがおすすめです。
- 歯ブラシ
- デンタルフロス
- 歯間ブラシ
これにより歯垢(プラーク)をしっかり除去できます。
③ 定期的な歯科検診
歯のトラブルは自分では気づきにくいことがあります。
定期検診では虫歯や歯周病チェック、クリーニングを行いお口の健康を維持します。
よくある質問(FAQ)
Q. 花粉症で歯がズキズキすることはありますか?
あります。
花粉症によって副鼻腔に炎症が起こると、上の奥歯がズキズキと痛むことがあります。
Q. 花粉症の歯の痛みはどこが痛くなりますか?
多くの場合、上の奥歯(上顎の奥歯)に痛みや違和感が出ます。
これは、副鼻腔の一つである上顎洞が上の奥歯のすぐ上に位置しているためです。
Q. 花粉症による歯の痛みはどれくらいで治りますか?
花粉症による副鼻腔の炎症が原因の場合、鼻づまりなどの症状が改善すると歯の痛みも軽くなることが多いです。一般的には、花粉症の薬の服用などで数日〜1週間ほどで痛みがやわらぐケースがあります。ただし、痛みが続く場合は虫歯や歯周病が原因の可能性もあるため、歯科医院での診察をおすすめします。
Q. 歯医者と耳鼻科どちらに行けばいいですか?
まずは歯科医院で虫歯や歯のトラブルがないか確認することをおすすめします。
歯に問題がない場合は、副鼻腔炎など鼻の病気が原因の可能性があるため、耳鼻科の受診をすすめられることもあります。
まとめ|花粉症で歯が痛くなることはある
花粉症は鼻の症状だけでなく、歯やお口の健康にも影響することがあります。
特に覚えておきたいポイントはこちらです。
- 花粉症 → 鼻詰まり
- 鼻詰まり → 口呼吸
- 副鼻腔の炎症 → 上の奥歯が痛く感じることがある
花粉症の時期に
- 歯が痛い
- 歯が浮く感じがする
- 噛むと違和感がある
といった症状がある場合、花粉症による副鼻腔の炎症が関係していることがあります。
一方で、虫歯や歯周病が原因の可能性もあるため、症状が気になる場合は一度歯科医院で確認しておくと安心です。
三重県鈴鹿市で歯の痛みや違和感が気になる方は、お気軽に大木歯科医院へご相談ください。