症例紹介

虫歯・歯周病の治療小児歯科インプラント

永久歯の本数が少ない先天性欠損歯の治療例

先天性欠損歯とは?

一般的にはあまり知られていませんが、10人に1人くらいの割合で永久歯の本数が通常よりも少ない人がいます。

先天性欠損歯が起こる明確な原因はわかっていませんが、永久歯への生え変わり時期にレントゲン写真を撮ることで発覚します。

欠損しやすい歯は、前から2番目(側切歯)と、前から5番目(第2小臼歯)と、前から8番目(親知らず)です。

永久歯が生えてくるから「乳歯は虫歯になっても良い」と考えているとあとで困る場合がありますので、幼少期から定期的に歯医者を受診しておくことが大切です。

先天性欠損歯の治療

先天性欠損歯が発覚した場合、当面の対処としては乳歯を大切にしていくことになりますが、将来的に乳歯が残せなくなって十分な噛み合わせが得られない場合、

  • ブリッジ、入れ歯、インプラントで、人工の歯をつくる
  • 矯正治療で歯を動かす

という選択肢があります。

乳歯が寿命を迎えインプラントにした症例

30歳代男性の症例です。上顎の左右5番(第2小臼歯)が欠損している患者様です。左右ともEの乳歯が4番と6番の間に残っています。

右側(写真では左側)の深い虫歯の治療をした乳歯を大切に使ってきましたが、歯が欠けてしまったことで来院され、よく調べてみると乳歯の根っこが割れてしまっていることがわかりました。

乳歯でも永久歯でも根っこが割れてしまうと歯を残すことができません。レントゲン写真でみると、乳歯は永久歯よりも根っこが浅く、長持ちしない構造になっているのがわかります。

この患者様の場合は、この先50年・60年の人生を見据えて、長期的に見るとコスト面も含めて理想的な治療であるインプラントを選択されました。

Before

After

長年頑張ってくれた乳歯の後継歯のアップ写真です。

インプラントについて詳しくはこちら
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